2000年から2003年

最新作



2003.11.1-30

「赤い大地からの報告」
2004

アートフォルム佐鳴湖VIEW
味岡伸太郎展

アートフォルム佐鳴湖
VIEWモデルルーム2F

2003.3.15-5.11

ネイチャー・ワンダーランド2003

愛知こどもの国

2003.3.8-4.13

“山人の交流記”あるいは
“まれびとの来降図”より

ギャラリーなうふ

2002.11.23-12.24 「山人の交流記」

サンセリテ F1

2002.2.2-3.3 「まれびとのおとずれ」

GALLERY HIRAWATA

2001.10.5-11.4 「まれびとのおとずれ」 ギャラリーなうふ
2001.11.3-25 「まれびとのおとずれ」

サンセリテ F1

2001.7.6日-7.29 味岡伸太郎展 ギャラリーアパ
2000.10.28-11.26 味岡伸太郎展-解-Ge-

サンセリテ F1

2000.9.23-10.29

市制50周年記念
アートでたんけん!絵画の世界へ

刈谷市美術館
2000.9.7-30
味岡伸太郎展
TAKADA Gallery




赤い大地からの報告
味岡伸太郎展

2003年11月1日(土)〜30日(日)




赤い大地からの報告

昭和33年、豊橋市牛川町の石灰岩採石場の赤い土の中から人骨の化石が発見された。その人骨はその後の研究で更新世、今から5〜8万年前の旧人のものとされた。我が国で発見された化石人骨の中では最古の物である。
 大地は約100 の元素で成り立っている。その内、酸素、硅素、アルミニウム、鉄、カルシウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウムの8元素で約99%を占めてしまう。この8元素の内、風化作用により水に溶け易い成分が水と共に移動し、一定の場所に蓄積されていく。一方、水に溶けにくいアルミニウムや鉄は多くがそのまま残ることになる。
 ところで、土の色は主にその中に含まれる鉄分の酸化の形、その含有量で決定されるという。そのため、土の色の多くが黄から赤、そして褐色、黒になる。さらに風化作用が激しい場合にはアルミニウムや鉄だけが地表に残ることになる。そのような鉱物がボーキサイトで、その強い赤はもちろん鉄分によっている。
 今回、牛川人発見から程近い場所にて赤い土を採集した。おそらく、牛川人のころにはすでに形成されていたであろう「赤い大地からの報告(152cm x 10m)」。



ギャラリーサンセリテ F1
440-0862 愛知県豊橋市向山大池町18-11
Phone 0532-53-5651 Fax 0532-52-6608





アートフォルム佐鳴湖VIEW
味岡伸太郎展

アートフォルム佐鳴湖VIEWモデルルーム2F






愛知こどもの国 春期特別企画
ネイチャー・ワンダーランド2003
NATURE WONDERLAND 2003


2003年3月15日(土)-5月11日(日)
場所:愛知こどもの国
中央広場「あそびのへや」(大ホール)


「ネイチャー・ワンダーランド」は、普段見過ごしている「自然」について、五感を駆使した「遊び」を通し、新鮮な驚きと気付きの体験をするワークショップです。今回は、一貫して「自然」と深く向き合いながら制作を続けているアーティスト、味岡伸太郎さんの世界をきっかけに、小さなこどもから大人までが「自然」に対する新たな視点が生まれるプログラムを展開します。









会場風景


枝を手に取り同じ長さに切り分ける。それを平行に並び換え、糸で順に結んでいく。すると、徐々に細くなる縄ばしごが出来上がる。もちろんその縄ばしごには誰も登ることは出来ないが、自然が本来持っている美しさや不思議さに導いていってくれる縄ばしごである。
 自然は人が僅かに手を加えただけでも思いもかけない豊かな世界を見せてくれる。しかし、思うままの形を作ろうと乱暴な力を加えると細い枝はあまりにも簡単に折れてしまう。その上、征服しようと思うと自然の力はあまりに大きい。力と力の対決とは違う、人と自然の頃合の良い関係を幡豆の里山で見つけようと思う。(味岡伸太郎)


財団法人愛知公園協会
愛知こどもの国
TEL:0563-62-4151/FAX:0563-62-4155
〒444-0701 愛知県幡豆郡幡豆町大字東幡豆字南越田3番地




味岡伸太郎展
“山人の交流記”あるいは“まれびとの来降図”より
2003年3月8日(土)-4月13日(日)





会場風景





“山人の交流記”国境の峠
3390×1205 mm








ギャラリーなうふ
〒500-8014 岐阜市夕陽丘14番地
Phone 058-264-2920 Fax 058-265-3404





味岡伸太郎展
「山人の交流記あるいはまれびとの来降図」
2002.11.23(土)-12.24(火)





ギャラリーサンセリテ F1
440-0862 愛知県豊橋市向山大池町18-11
Phone 0532-53-5651 Fax 0532-52-6608



味岡伸太郎展
「まれびとのおとずれ」
あるいは海の民の航海記。
神島・佐久島・日間賀島・篠島・伊良湖、そして金華山よりの報告。
2002.2.2(土)-3.3(日)




GALLERY HIRAWATA
〒252-0816 神奈川県藤沢市遠藤2969-2
Tel. 0466-87-5595 Fax. 0466-87-4554



味岡伸太郎展
まれびとのおとずれ
あるいは海の民の航海記
神島・佐久島・日間賀島・篠島・伊良湖、そして金華山よりの報告
2001年10月5日(金)-11月4日(日)







神島・佐久島・日間賀島・篠島・伊良湖と
この春、三河湾に浮かぶ島を訪れた。
意外と島が近いことに驚き、
わずかの乗船にかかわらず、
何故か遠いところに旅した余韻が残るのが不思議だ。
ひさしぶりに「万葉集の相聞歌」を書きたくなる。
島で求めた「土」とによるドローイング。






まれびとのおとずれ、佐久島・四八五 1125 x 2410mm







まれびとのおとずれ、神島・五〇五 162X446mm





なうふ会場風景









ギャラリーなうふ
〒500-8014 岐阜市夕陽丘14番地
Phone 058-264-2920 Fax 058-265-3404



味岡伸太郎展
まれびとのおとずれ
あるいは海の民の航海記
神島・佐久島・日間賀島・篠島・伊良湖、そして金華山よりの報告
2001年11月3日(土)-11月25日(日)


神島・佐久島・日間賀島・篠島・伊良湖と
この春、三河湾に浮かぶ島を訪れた。
意外と島が近いことに驚き、
わずかの乗船にかかわらず、
何故か遠いところに旅した余韻が残るのが不思議だ。
ひさしぶりに「万葉集の相聞歌」を書きたくなる。
島で求めた「土」とによるドローイング。








まれびとのおとずれ、金華山・五〇五 162 x 446mm





地上に舞い降りた芸術家

By Robert Reed

「土と共に生きる男」であることは、かつてその土地に生まれた人たちにとっては当然の営みであった。そして、彼らの暮らしはそれによってもたらされた。時代と共に、日本ではその営みを続けることのできる人々は減少している。芸術家自身はそのことについて語らないが、味岡が「土と共に生きる男」であることは、味岡伸太郎の仕事を知る誰もが異議を唱えないだろう。そして、巧みではあるが、奇をてらうことのない彼の方法を知った途端に、あなたは彼が芸術家と呼ばれるにふさわしいと思うだろう。

味岡は10年以上前に土による仕事を始めた。彼は、それ以前に前衛書家あるいは画家としての賞賛を勝ち得ていた。しかし、ある時点において、本当に好きであるもの、本当に熱中できるものを見いだすまでは、全ての芸術的な努力が無意味であることに考えが至る。やがて、彼は、彼の生まれ故郷のまさしくその土で、それが可能であることを見いだした。
 その時から、味岡は土で仕事をする多くの方法を学んだ。彼は、彼がドローイングと呼ぶ、土による絵画を描くだけでなく、様々な形式に挑む。土木現場あるいは道端の崖に露出した地層をそのまま転写した「Earth Print]を作りさえもする。土で仕事をする上で、味岡の方法は常に直接的である。そして、彼は常に変わることなく、土それ自身に語らせようとする。
 彼の最も多用する方法の一つが、露出した地層から土のサンプルを集めて、水平なストライプとしての層を二次元のカンバスに適用することである。その画面の色彩はしばしば極めて印象的で美しいが、ことさらその結果を求めているのではない。かれは、土そのものが持つ性質に対して可能な限り注意深く、常に自我を入れることを諫め、現実の層の幅で地層を見せようとする。芸術家は、これらの仕事に直接的な環境へのいささかのメッセージの存在も否定するが、土が採集された場所からの「報告」と作品名を付ける。(中略)
 個展のタイトルと作品名の多くは「まれびとのおとずれ」である。まれびとは、日本の古代の祭りの神の概念としての「遠くからおとずれる神」にかかわる。味岡自身も土をもとめて三河湾の四島を船旅し、伊良湖半島にも訪れた。
 島への旅は長いものではないが、彼は、遠く離れていくと感じたと言う。その思いが、万葉集を書いたものと、土のドローイングを一つにする、今回の個展のための仕事に駆り立てた。これは、味岡が以前にも使ったモチーフである。しかし、今回、選ばれた短歌は「別離」が主題である。
 味岡伸太郎の仕事は、今、我々が命運を握る地球が、美しいが傷付きやすいことに対する、静かだが、まさに独自な表明となりえている。




ギャラリーサンセリテ F1
440-0862 愛知県豊橋市向山大池町18-11
Phone 0532-53-5651 Fax 0532-52-6608



味岡伸太郎展
2001年7月6日(金)-7月29日(日)
AM11:00〜PM6:00(月曜休廊)




ギャラリーアパ
〒467-0003 名古屋市瑞穂区汐路町1-15
Phone 052-842-2500




2000年の記録


味岡伸太郎展
Ge

あるいは風土記抄出 播磨、淡路、三河、尾張、遠江、美濃 & Albuquerque, Cuba, New Mexico よりの報告
2000年10月28日(土)〜11月26日(日)

ギャラリーサンセリテ F1
440-0862 愛知県豊橋市向山大池町18-11
Tel. 0532-53-5651




市制50周年記念 アートでたんけん!絵画の世界へ
2000年9月23日(土)-10月29日(日)
刈谷市美術館


インスタレーション 解:あるいは刈谷・野田・西田よりの報告
刈谷市内の土を地表から断階的に採取。その土を巾30×長180×深さ30cmの木箱20箱に充填。
半年の熟成(乾燥)期間後、会場床に採取順に展示。

ドキュメント

2000年4月14日
刈谷市野田町西田78-2の刈谷市生涯学習センター建設地を予備調査もなく突然掘り下げる。
約20cmごとに20段階の土砂を採取する。砂から粘土まで、色彩も粒状性も思いの他豊かで設置が楽しみ。


2000年4月15日〜20日充填用木箱制作
 
2000年4月29日 10時〜18時
愛知教育大学の美術教室・総合造形コースの女生徒7名、刈谷市美術館学芸員2名の協力で充填作業を開始。固まりかけた粘土の充填作業は大変な重労働。保存した土の量は約8G。約16tの土を手作業で移動、充填。女性ばかりの学生の頑張りに感謝。それでも日暮れまでには終了。木箱に詰めた土は美術館に運び込まれ、9月の展示を待つばかり。





味岡伸太郎展

2000年9月7日-30日

FIELD REPORT
from
Albuquerque, Cuba, New Mexico & Aichi, Kariya, Shinshiro, Toyohashi, Japan





TAKADA Gallery
251 Post street,6thFL.,San Francisco,CA 94108
Tel. 415-956-5288 Fax. 415-956-5409