ブログ タイポグラフィ FONT1000

▼2011-08-11 13:23
FONT1000展 第1報






FONT1000とは
「日本語フォントに本当に必要な文字数とは?」という素朴な疑問から始まったプロジェクト。少ない文字数ですむのならば、多くのデザイナーがタイプフェイスのデザインに参加できる。そんな中から新しい時代のデザイナーが発掘され、創意あふれるタイプフェイスが創作されることにならないか。
 最初の書体を発表してすでに10年。書体数も150を超えた。
 そこで東京・名古屋・大阪でFONT1000展を開催する。
テーマは「たくましき日本の庶民と書体」
 FONT1000の書体はほとんどがアバンギャルド、正統派とは言えない書体もある。(もちろん、私に限って、正統派であることは疑いの余地はない。これは強く言っておこう。ただし反論のメールは望まない。)

FONT1000は正しく庶民の書体。サミゾチカラコレクション、看板と広告の資料館の協力で、書体と広告資料のコラボレーション。彼も彼のコレクションも逞しい。


▼2011-09-08 17:56
FONT1000展 第2報

日本語書体開発の壁となる膨大な文字数。「すべての書体にこれほど多くの文字数が必要なのだろうか」という疑 問のもと、「書体をつくってみたい」という、多くのグラフィックデザイナーが気軽に手をあげられる環境はできないものか-。そんな思いからスタートした FONT1000。2001年、参加デザイナー25名/25書体からはじまったその活動は、現在参加デザイナー36名/132書体と大きなものとなった。「和文書体革命」という理念を掲げ、この10年間で発表してきたわれらのたくましい書体の姿を、ぜひご覧いただきたい。(展覧会DMより)



東京展
2011.10.14[金]- 11.8[火]ペーパーボイス東京
スペシャルトークショー 味岡伸太郎×七種泰史×祖父江愼
2011.10.14[金]16:00-17:30 定員=60名。




▼2011-10-17 17:49
FONT1000展・東京が始まった。

14日にFONT1000展・東京が始まった。テーマは「たくましき日本の庶民と書体」



FONT1000がこの10年で発表した書体は、一言で言えば「庶民の書体」。サミゾチカラコレクション看板と広告の資料館の協力で登場するヒーロー達は「庶民の味方」。FONT1000の書体で組まれた慣用句と、ヒーロー達とのコラボレーション。言葉と画像の掛け合いの妙と、それを支える書体の表情を堪能していただきたい。





東京展は11月8日まで、その後名古屋・大阪、そして韓国ソウルへと巡回する。
 初日、私と祖父江愼・七種泰史氏とのトークも盛況だった。短い時間で話はつきなく少し心残りだが、続きは名古屋・大阪で繰り広げることにして、除々に過激なトークになることを楽しみにしよう。
 名古屋会場のトークショーの受付も始まり、まもなく定員。申し込みは早めに。


▼2011-11-18 10:32
FONT1000名古屋展が始まった。

平和紙業のショールームにパネルを立てての展示。なかなか難しかったが、東京展とはまた違った感じに収まって初日を迎えることができた。







展示が楽だし、梱包輸送も楽なうえ、会場が華やかになる。掛け軸とは本当に素晴らしい。
 初日の夕方からは私と祖父江愼・七種泰史氏とのトークショーの予定だつたが、
定刻をすぎても祖父江氏があらわれない。事務所に問い合わせると開始時刻の4時頃に会社を出たとのこと。間に合わないからと、来ないよりましだがノ 。覚えていただけで、誠意はあったのだと理解しようノ 。
 しかたなく、七種泰史氏と二人でのトークに、その影響か、東京・名古屋・大阪へと除々に過激なトークする予定ゆえか、一人で少し過激に走ってしまったようだノ 。
 終わって、オープニングパーティー。そこに、若干? 。遅れて祖父江氏到着。



ペナルティで少し話してもらう。いつものことだが、彼の文字への博識というか、オタクといえばいいのか。驚かされるというか、けむにまかれる。自分のペースに巻き込む能力もたいしたものだと再認識。


▼2012-02-07 14:40
FONT1000大阪展

FONT1000大阪展が昨日始まった。



昨日は祖父江愼氏を招いて、七種泰史氏と私、それと司会を大阪の高田雄吉氏にお願いして、スペシャルトークショーを開催。



平和紙業 大阪. PAPERVOICE提供

大阪はもちろん、福岡、姫路、徳島、福井と多くの方が会場に訪れ、遅くまで熱く盛り上がった。想像以上に関西はタイポグラフィに関心があるようだ。それに比べて、(我が地元である筈ノ? )の名古屋の関心の薄さは何だ。名古屋のグラフィックデザイナーは、たかが文字と思っているのだろう。欧米でグラフィックデザインとは実はタイポグラフィのことで、むしろタイポグラフィが一般的な用語である。たかが文字ではない、コミニュケーションにとっては文字が全てと言って過言ではない。イラストレーションや写真ではイメージは伝えることはできるが、具体的なメッセージは文字で表現するしかない。
 イラストレーションや写真が無く、文字だけのポスターは存在するが、その反対に文字の無いポスターは存在しない。故田中一光氏のポスターの殆どが素晴らしいタイポグラフィと美しい色彩で表現されていた。それが今も我々にデザインの本質を教えている。
 名古屋のことなどさておき、東京・名古屋を巡回しFONT1000大阪展は16日まで。国内での展示はこれで終了するが、5月10日からは韓国ソウルでの開催が決まっている。韓国文化体育観光部アジア文化中心都市推進団主催の「ペーパーロード、紙的想像の道」には、韓・中・日から多くのデザイナーが参加する。そのイベントにFONT1000展は組み込まれている。韓国ではデザインも国をあげ応援し、熱い。FONT1000展とは別に、本展示の韓・中・日のグラフィックデザイナー約100名によるポスター展に私も招待されている。


▼2012-06-15 13:14
FONT1000韓国展、作品、無事凱旋。
FONT1000韓国展の作品が昨日返送されてきた。この状態で送られてきたので、梱包の外観は傷だらけだが。



中の作品はかすり傷一つなく、無事、凱旋。



段ボールを二重にした手作りだが、これで、豊橋→東京→豊橋→名古屋→豊橋→大阪→豊橋→韓国→豊橋の長旅に耐え抜いた。ほめてやりたい。
 当面のFONT1000展の予定は終了。ブログをご覧の方や、フォント作りに興味がおありの皆様にお知らせです。
 会場を世話していただければFONT1000展は全国(世界中)どこへでも、フォント作りのトークショーつきで出張いたします。



FONT1000韓国展の会場。
作品サイズは掛け軸全体で約B1。それが31点と、その縦半分の説明用の掛け軸が2点。さきほどの梱包に全てパックされています。輸送も簡単、完璧。それは長旅からの無事帰還成功で証明済み。